ほんのりカニ風味!? 山形庄内「枝豆みそ汁」

夏から秋にかけ人気の「枝豆」は、この時期ならではの味わいだ。塩ゆでして食べるのが一般的だが、山形県の庄内地方では昔からみそ汁の実として食べられてきた。昔から枝豆栽培が盛んな地で、毎日食べるみそ汁に入れたのはごく自然の流れだが、県外の人が一様に驚くのが、枝豆をさやごとみそ汁に入れることだ。さらに驚くことにその味は、ほのかにカニのような風味がすること。枝豆のさやは普段は捨ててしまう部分だが、豊かなうまみが隠されていて、だしがなくてもおいしいエコなみそ汁ができるというわけだ。

庄内地方では「だだちゃ豆」と呼ばれる、ちょっと特別な枝豆でつくられることが多い。枝豆の中でもうまみや甘みが強く、独特の風味が絶賛されている希少価値の高い枝豆で、江戸時代から大切に種を守って育てられてきた。「だだちゃ豆」はなかなか手に入らないが、普通の枝豆でも十分においしくできる。コツは、枝豆が柔らかくなるまでじっくり煮込むこと。瑞々しい旬の味を堪能してみてはいかが。

 

ABOUTこの記事をかいた人

藤本智子

【MISODO(藤本智子)】株式会社ミソド代表取締役、一般社団法人みそまる普及委員会理事、月刊「ジャパン味噌プレス」編集長、みそソムリエ。アパレル販売員、読者モデル等を経て、2011年「ミソガール」として味噌の普及活動を開始。みそまる考案。ミラノ万博や伊勢志摩サミット等イベントやメディア出演を通し、味噌の魅力を伝えている(2019年MISODOに改名)。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等。 ※WEB版に掲載している記事は、取材当時の情報です。現在と内容が変わっている可能性がございます。