ほんのりカニ風味!? 山形庄内「枝豆みそ汁」

夏から秋にかけ人気の「枝豆」は、この時期ならではの味わいだ。塩ゆでして食べるのが一般的だが、山形県の庄内地方では昔からみそ汁の実として食べられてきた。昔から枝豆栽培が盛んな地で、毎日食べるみそ汁に入れたのはごく自然の流れだが、県外の人が一様に驚くのが、枝豆をさやごとみそ汁に入れることだ。さらに驚くことにその味は、ほのかにカニのような風味がすること。枝豆のさやは普段は捨ててしまう部分だが、豊かなうまみが隠されていて、だしがなくてもおいしいエコなみそ汁ができるというわけだ。

庄内地方では「だだちゃ豆」と呼ばれる、ちょっと特別な枝豆でつくられることが多い。枝豆の中でもうまみや甘みが強く、独特の風味が絶賛されている希少価値の高い枝豆で、江戸時代から大切に種を守って育てられてきた。「だだちゃ豆」はなかなか手に入らないが、普通の枝豆でも十分においしくできる。コツは、枝豆が柔らかくなるまでじっくり煮込むこと。瑞々しい旬の味を堪能してみてはいかが。

 

ABOUTこの記事をかいた人

藤本智子

藤本智子(ふじもとともこ) 1985 年生まれ、横浜市在住。アパレル販売員、読者モデル、ファッション雑貨店マネージャーを経て、2011 年ミソガールとして「365 日味噌活宣言」をし、みその普及啓蒙活動を開始。2012年「みそソムリエ」取得。2014 年「ジャパン味噌プレス」創刊。2015年「ミラノ国際博覧会日本館サポーター」「朱鷺米応援大使2015」(佐渡市)に就任。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等がある。2016 年より「中央情報専門学校」非常勤講師。2016年10月株式会社ミソド設立、代表取締役。一般社団法人みそまる普及委員会 理事。