半熟たまごとピリ辛みそを絡める「たじみそ焼きそば」

名古屋から特急で21分、快速で34分。緑の山々に包まれた岐阜県多治見市で人気沸騰中のご当地グルメが「たじみそ焼きそば」だ。ピリ辛みそと、とろ~り半熟たまごがトレードマーク。

2010年8月、多治見市政70周年記念イベント「多治見焼きもんコンテスト」が開催され、多治見西高校の堀英彦先生が、肩ロースなどを入れた「みそ焼きそば」を提案。それを、30年ほど前から回鍋肉に使用していたタレをベースに飲食店店主が料理したところ、一般参加者から好評を博し、グランプリを獲得したのが「たじみそ焼きそば」のはじまりだ。

来場者以外の方にも食べてほしいと、お店で出したところ、「今までにない焼きそばだ」と予想以上の反響があった。想いに火がついた店主が行動を開始。地元の活性になればと、仲のいいお店やライバル店も含め、次々と声をかけていった。

現在は24店舗で味わえるようになった。有志らで「たじみそ焼きそば研究所」なるものも結成している。居酒屋やお好み焼き屋、ラーメン屋など、各店がオリジナリティー溢れる「たじみそ焼きそば」をメニュー化し、どんどん進化を遂げている。中には、パン屋が開発した「たじみそ焼きそばロール」といった、ユニークな商品も。

多治見で生まれた人情の味、「たじみそ焼きそば」を食べ比べて、多治見のまちを楽しんでみてはいかかが。

【たじみそ焼きそばの定義】
①ピリ辛みそを使用した焼きそば
②半熟たまごがのって、みそと絡めていただけること
③「た・じ・み・そ」の解釈は以下の通り
「た」⇒「楽しさ」:楽しいもの・楽しませるものとすること。
「じ」⇒「滋味」:豊かな(深い)味わいであること。
「み」⇒「実」:真心を込めたものとすること。
「そ」⇒「素」:(根本をなす)各飲食店の意思を大事にすること。

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藤本智子

【MISODO(藤本智子)】株式会社ミソド代表取締役、一般社団法人みそまる普及委員会理事、月刊「ジャパン味噌プレス」編集長、みそソムリエ。アパレル販売員、読者モデル等を経て、2011年「ミソガール」として味噌の普及活動を開始。みそまる考案。ミラノ万博や伊勢志摩サミット等イベントやメディア出演を通し、味噌の魅力を伝えている(2019年MISODOに改名)。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等。 ※WEB版に掲載している記事は、取材当時の情報です。現在と内容が変わっている可能性がございます。