【ご当地グルメ】甘~いみそダレ上州名物「焼きまんじゅう」

焼きまんじゅう

江戸時代から庶民に親しまれてきた群馬県の上州名物といえば「焼きまんじゅう」。小麦を練り合わせ発酵させてつくったまんじゅうを串に刺し、秘伝の甘いみそダレを裏表に塗ってこんがり焼いたもの。スタンダードな焼きまんじゅうは、直径約7 〜8 センチで串に4 個。甘さやみそダレの量、濃厚さなど、各店ごとにオリジナリティがあり、あん入りを販売する店もある。「焼きまんじゅう」は、一般の家庭でつくるものではないが、祭りやイベントではおなじみの存在で、上州人のソウルフードともいえる代表的な郷土料理。

まんじゅうといっても、ふわふわしたパンのような不思議な食物で、群馬特産の小麦を原料とする粉食文化ならではの料理でもある。農家では昔から、ふくらませない「おやき」、「やきもち」が普段の副食で、ふくらませる「まんじゅう」は特別な行事の時につくっていたという。伊勢崎市では、毎年1 月11日に「焼き饅祭」が開催され、正月の風物詩となっている。「焼きまんじゅう」は、群馬のお土産品としても人気だが、本場で焼きたてのアツアツを味わうのが一番。濃厚なみそダレに香ばしさがプラスされ、郷愁感のある味わい。大きいので上品に食べることはできない。豪快にかぶりついていただこう。

Yaki Manju, a specialty of Gunma, is skewered wheat buns that are grilled with a sweet miso sauce, which has been enjoyed since the Edo period.

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藤本智子

【MISODO(藤本智子)】株式会社ミソド代表取締役、一般社団法人みそまる普及委員会理事、月刊「ジャパン味噌プレス」編集長、みそソムリエ。アパレル販売員、読者モデル等を経て、2011年「ミソガール」として味噌の普及活動を開始。みそまる考案。ミラノ万博や伊勢志摩サミット等イベントやメディア出演を通し、味噌の魅力を伝えている(2019年MISODOに改名)。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等。 ※WEB版に掲載している記事は、取材当時の情報です。現在と内容が変わっている可能性がございます。