【ご当地グルメ】冬の定番料理 愛知の「味噌おでん」

味噌おでん

愛知県の郷土料理「味噌おでん」は、八丁味噌をベースとした甘めのスープで、大根やこんにゃく、卵、牛スジなどをじっくり煮込んだもの。具にしっかりと味噌の味が染み込み、赤黒い色に染まる。濃いめの味付けだが、決してしつこくなく、むしろすっきり。体が芯から温まり、ごはんのおかずにも酒の肴にもうってつけ。たんぱく質が豊富な八丁味噌と具材の栄養素がまるごと溶け込んだヘルシーフードで、残った汁でモツ煮込みにするなど、アレンジもきく。味噌おでんとはべつに、愛知県では、普通のだしで煮込んだおでんに「味噌ダレ」をかけて食べるのも一般的。県内のコンビニのおでんには「味噌ダレ」がついてくる。「おでんに味噌」は、愛知では常識なのだ。

愛知の食文化を支えている「八丁味噌」は、大豆・塩・水のみでつくられる「豆味噌」という種類。個性的な味噌だが、食べ慣れるとハマる。その証拠に、愛知の人々の多くは「赤味噌(八丁味噌)以外アリエナイ!」と言う。八丁味噌が愛知の名物料理、味噌煮込みや味噌カツなどの文化を築いたといえる。自宅では、だし汁に八丁味噌、砂糖、酒、みりんを溶いたものでお好みの具材をじっくり煮込めば、「味噌おでん」の完成だ。

東海豆みそ

Miso Oden, a local dish of Aichi,
is prepared by stewing ingredients such as daikon radish, konnyaku, boiled eggs, and beef tendon
in a broth made with Hatcho Miso.
It goes well with rice or sake, and it warms you to the core.

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藤本智子

【MISODO(藤本智子)】株式会社ミソド代表取締役、一般社団法人みそまる普及委員会理事、月刊「ジャパン味噌プレス」編集長、みそソムリエ。アパレル販売員、読者モデル等を経て、2011年「ミソガール」として味噌の普及活動を開始。みそまる考案。ミラノ万博や伊勢志摩サミット等イベントやメディア出演を通し、味噌の魅力を伝えている(2019年MISODOに改名)。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等。 ※WEB版に掲載している記事は、取材当時の情報です。現在と内容が変わっている可能性がございます。