出産祝いに「おぎゃあ味噌」を贈ろう!

出産祝いには、心からのお祝いの気持ちを込めて、本当に喜んでもらえるギフトを贈りたいものですね。でも雑貨や小物は好みがあるし、食べ物は賞味期限があるし…で意外と難しいもの。結局は、無難に「タオル」や「ベビー服」などになってしまいがちではないでしょうか。

そこで、ミソガールからご提案! 赤ちゃんの体重分の味噌を贈る「おぎゃあ味噌」を紹介します。3200gで生まれた赤ちゃんには、3200gの味噌を、2800gの赤ちゃんには2800gの味噌を。お母さんには「出産お疲れさま」、赤ちゃんには「生まれてきてくれてありがとう」の気持ちを込めて…。

ひと手間かかりますが、味噌はお好みの容器に詰めて、ラッピングするのがおすすめです。私は、木製のボウルを2つ使い、味噌を詰めてプレゼントしたところ、とても喜ばれました。自分のお好みの味噌でもよし、先方のご出身やお住まいの地域の味噌などをチョイスしてもよし! たとえ食べ慣れない味噌であっても、味噌なら好き嫌いは少ないし、むしろ初めての味に出会ってもらう機会になるかもしれません。

赤ちゃんが生まれてから100日目に行う「お食い初め」では、一生食べることに苦労しないようにという願いを込めて、尾頭付きの鯛を含んだ一汁三菜を食べますが、味噌汁の上澄みを飲ませる人も多いようなので、その際も「おぎゃあ味噌」の出番です。

お母さんにおすすめなのが、日本屈指の食材の宝庫である淡路島で、産後の回復食として受け継がれる「ちょぼ汁」です。もち粉の団子、ズイキ、小豆に似たササゲを具にした味噌仕立ての汁で、見た目はお汁粉のようですが、味は味噌汁に近いです。ササゲやズイキは古い血を下ろす作用があり産後の体をきれいにし、団子は母乳の出を良くするとされています。もち粉は少しずつ水を加えてこねて耳たぶくらいのやわらかさにして成型。一晩水に浸けたササゲと、水に浸けてあく抜きしたズイキをだし汁で煮たら団子を入れ、最後に味噌を溶き入れます。「ちょぼ汁」という呼び名には、「おちょぼ口」のかわいい赤ちゃんになるように、という願いが込められています。

もっとオリジナル性を追求したい方には、「仕込み味噌」がおすすめです。「仕込み味噌」とは、煮大豆と麹と塩を混ぜて仕込んだ“熟成前”の味噌を買い求め、自宅で熟成させるものです。味噌は、原料や製法が同じでも、熟成させる環境、熟成期間により味わいが異なりますので、世界で唯一のオリジナル味噌を、手軽につくることができます。出産祝いに「仕込み味噌」をプレゼントすれば、離乳食が始まる生後4~6か月頃にはすっきりとした風味になり、また1歳のお誕生日を迎える頃にはしっかり熟成された香り高い味噌ができます。赤ちゃんと一緒に成長(熟成)する味噌の味の変化を楽しんでもらうのも素敵な思い出になりそうですね。

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藤本智子

【MISODO(藤本智子)】株式会社ミソド代表取締役、一般社団法人みそまる普及委員会理事、月刊「ジャパン味噌プレス」編集長、みそソムリエ。アパレル販売員、読者モデル等を経て、2011年「ミソガール」として味噌の普及活動を開始。みそまる考案。ミラノ万博や伊勢志摩サミット等イベントやメディア出演を通し、味噌の魅力を伝えている(2019年MISODOに改名)。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等。 ※WEB版に掲載している記事は、取材当時の情報です。現在と内容が変わっている可能性がございます。