ジャパン味噌プレスVol39(5月号)「カレーにみそのスパイスを」

スパイス
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ジャパン味噌プレスVol39(5月号)発行しました。

今月号の特集は「カレーにみそのスパイスを」。

カレーは、日本人にはなくてはならない料理の一つ。

スーパーの棚を見れば一目瞭然、昔ながらのロングセラー商品をはじめ、

カレーらしからぬ、斬新な素材を使った色とりどりのカレーがずらりと並ぶ。

ある統計によると、日本人は10日に1回はカレーを食べていて、

みそ汁同様、カレーが嫌いな人はあまり聞いたことがない。

日本だけでなく、アジア、アメリカ、ヨーロッパ…、もはやカレーを食べない国はない。

見た目も、日本のカレーライスのようなものだけでなく、

緑やオレンジ、甘い、辛い、酸っぱい、ドライ、スープ…と驚くほど多くの種類がある。

なぜそんなにも、カレーは愛されているのか。

そのカレーが、「みそ」でさらにさらにおいしくなることを、世界中の人々に知ってもらえたら…。

みそを入れるとおいしい理由は、複雑な風味で食材の味をまとめる力。

しかし、ただおいしい、そんな簡単なものではなかった。

調べていくうちに、みるみる共通点が浮かび上がってきた。

カレーとみそは、想像以上に深く、通じるものがあった。

 

カレー

 

Curry is very popular in Japan and is also enjoyed
all around the world. Miso, with its complex flavor,
aroma, and rich umami, makes a great secret
ingredient in curries and adds wonderful depth to the taste.

 

インドカレー

 

【本場インドに学ぶカレーの極意】

インドのカレーといっても一言で説明するのは難しく、

民族、地域、家庭により、つくり方も材料も形状もまったく異なる。

そもそも「カレー」という定義じたいがあいまいだが、

スパイスをたっぷり効かせて、肉や魚、野菜などを煮込むことは共通している。

インドには、「カレー粉」というものはなく、

いろいろなスパイスを組み合わせてつくる。

インドのお母さんたちは、家に常備してある数種類のスパイスを

そのときある食材や気分によりミックス。

百人いれば、百通りのお手製カレーが誕生。

まさに、「手前みそ」ならぬ、「手前カレー」で、おふくろの味なのだ。

日本ではカレーは2 日目がおいしいというのが俗説。

確かに味がなじんでおいしいが、スパイスは鮮度が大事で、

すりたてが一番風味がよいとされる。

インドのお母さんは、出来立てのおいしさを大切にするために、

家族のために、せっせとその都度スパイスをすりつぶすのだという。

また高温多湿のインドでは、多量のスパイスを使うことが、食べ物の腐敗を防ぎ、

病気や伝染病から身を守ることにもなり、食材の保存にもなる。

まさに、スパイスをたくさん使うことは、

人々の生活を支える生活の知恵でもあるのだ。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

藤本智子

藤本智子(ふじもとともこ) 1985 年生まれ、横浜市在住。アパレル販売員、読者モデル、ファッション雑貨店マネージャーを経て、2011 年ミソガールとして「365 日味噌活宣言」をし、みその普及啓蒙活動を開始。2012年「みそソムリエ」取得。2014 年「ジャパン味噌プレス」創刊。2015年「ミラノ国際博覧会日本館サポーター」「朱鷺米応援大使2015」(佐渡市)に就任。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等がある。2016 年より「中央情報専門学校」非常勤講師。2016年10月株式会社ミソド設立、代表取締役。一般社団法人みそまる普及委員会 理事。