【味噌人】六甲味噌製造所・長谷川憲司さん「味噌で健康、味噌で人間力を!」

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兵庫県芦屋に蔵を構える六甲味噌製造所は、大正7年創業。3代目・長谷川憲司社長が買い付けるのは、各種の味噌に適した最良の米と大豆。味の一番の決め手である糀づくりは、職人の勘と経験を生かし、細心の注意をはらいながらの丁寧な手作業。

天然醸造にこだわり、愛情を込めてつくる味噌は芦屋マダムの御用達。全国味噌鑑評会をはじめ数々の賞を受賞する味噌は、関西風のまろやかな味わいと、まったりとした甘み、豊かな風味が特徴だ。また、伝統を守り抜く一方、「味噌とワイン」をテーマにしたイベントの開催や味噌スイーツの開発など、新しい取り組みにも積極的だ。

常々「日本の食生活の乱れ。ひいては人間力の欠如」を嘆く長谷川社長。「たとえば、賞味期限が切れた食品を、平気で捨ててしまう人が多い。もちろん、明らかにおかしい時は食べてはいけないが、腐ったものを見極める力(五感で判断する力)を持っていない人が増えている。そもそも味噌には、賞味期限というものが存在しないが、それすら知らない人が多いのだから、ぼくらが伝えていくしかない」。

発酵熟成の過程でさまざまな栄養成分や酵素などが生成され、それらが複合的に働いて健康効果の高い味噌になる。「バランスのよい食生活が、健康な心と体、そして『生きる力』を身につける源になる。ぜひ味噌汁を健康づくりに役立ててほしい」と、学校や幼稚園での食育活動ほか、味噌仕込み会や味噌講座も展開。自らテレビやラジオにも出演し、「味噌」の効用を説く長谷川社長。「本当は味噌を食べてほしいけれど、フリーズドライでもOK。忙しい人に、味噌汁つくれなんて言っても無理だよね」。裏表のない人柄も、「ここの味噌しか食べない」というファンを、つかんで放さない理由だろう。

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六甲味噌製造所●兵庫県芦屋市楠町 11-16 TEL0797-32-6111
http://www.rokkomiso.co.jp/

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六甲みそ 白味噌
500g、550 円(税別)
糀を大豆の倍以上使用した甘味が強い味噌。味噌汁には米赤味噌と練り合わせて。
なめらかな口当たりは、田楽やドレッシング、スイーツにもおすすめです。

Rokko Miso, located in Ashiya, Hyogo, manufactures award-winning, sweet, flavorful miso with high-quality ingredients and the utmost care and attention. The company is involved in food education projects to teach the health benefits of miso and the importance of well-balanced dietary habits for healthy, strong mind and body.

ABOUTこの記事をかいた人

藤本智子

【MISODO(藤本智子)】株式会社ミソド代表取締役、一般社団法人みそまる普及委員会理事、月刊「ジャパン味噌プレス」編集長、みそソムリエ。アパレル販売員、読者モデル等を経て、2011年「ミソガール」として味噌の普及活動を開始。みそまる考案。ミラノ万博や伊勢志摩サミット等イベントやメディア出演を通し、味噌の魅力を伝えている(2019年MISODOに改名)。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等。 ※WEB版に掲載している記事は、取材当時の情報です。現在と内容が変わっている可能性がございます。