ほんのり甘い。栗のような黒大豆「筑前クロダマル味噌」

福岡県筑前町の広大な地で、「筑前クロダマル」や米、麦、野菜を生産している「むぎわらFARM」。「楽しく食べて楽しく暮らす」をモットーに、​食が豊かになる生活の提案、安心できる商品づくりに取り組んでいる。「筑前クロダマル」とは、九州を主とした暖地向けに育成された大粒の黒大豆。表面に光沢があり、やさしい甘みが特徴。蒸し上げた黒大豆は、まるで栗のような味わいだ。

減農薬で丁寧に育てた「筑前クロダマル」を使い、みそが完成した。開発者である林美帆さん(写真左から5番目)に話を聞いた。林さんは、管理栄養士として病院で勤務後、同ファーム代表の林亮輔さんと結婚。夫の仕事をサポートする中、「自分にできること」を自問自答。辿り着いた答えが、管理栄養士の経験を生かして、健康な食を伝えていくこと。そこには、みそが欠かせなかった。

思い立ったら吉日。自社生産の減農薬の大豆(筑前クロダマル)と農薬不使用米(ヒノヒカリ)を使用し、地元のみそメーカー「カネダイ」の協力を得て製造に着手。約1年3か月の発酵・熟成期間を経てようやく完成したのが、「筑前クロダマル味噌」だ。ほんのり甘い風味と、熟成のコクが織り成す奥深い風味。素材本来の質のよさと、林さんが試作を繰り返して編み出した米麹が大豆の3倍の配合割合が、おいしさの秘訣。米麹の粒々と黒大豆の皮がマーブルに混ざり合い、色味も目を引く逸品だ。

林さんは「今後、筑前クロダマル味噌の加工品も増やしていきたい。そして、みその魅力を伝えるための食育活動にも、さらに力を入れていきたい」と意気込む。「筑前クロダマル味噌」に関する問合せは、電話かメール(hayashi_o@hotmail.com)で。

 

むぎわらFARM
福岡県朝倉郡筑前町山隈938-1 TEL0946-23-9879

ABOUTこの記事をかいた人

藤本智子

【MISODO(藤本智子)】株式会社ミソド代表取締役、一般社団法人みそまる普及委員会理事、月刊「ジャパン味噌プレス」編集長、みそソムリエ。アパレル販売員、読者モデル等を経て、2011年「ミソガール」として味噌の普及活動を開始。みそまる考案。ミラノ万博や伊勢志摩サミット等イベントやメディア出演を通し、味噌の魅力を伝えている(2019年MISODOに改名)。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等。 ※WEB版に掲載している記事は、取材当時の情報です。現在と内容が変わっている可能性がございます。