【味噌人】大晦日 代表メンバー 福永耕士さん、笠木恵介さん

プロフィール

\THE味噌人/

みそを愛し、みそ業界をリードする「ザ・味噌人」。
みそメーカーや関連企業、料理人など、
さまざまな業界の「ヒト」を取り上げます。

みそ

みそ汁のサードウェーブ「大晦日」の新たなる挑戦!
大晦日  代表メンバー  福永耕士さん、笠木恵介さん

 

「ミソスープの新しい文化を作る」をミッションとしたユニット「大晦日」は、
コーヒー器具を使用してみそ汁をドリップするスタンド「LOVE ME AND MISO SOUP.」や、
みそを軸に未来の文化について考える研究所
「MISO FUTURE LABORATORY(大晦日× COOK COOP)」などを主宰。
クリエーターならではの独特の世界観でみその魅力を発信している。
代表メンバーの福永さん、笠木さんにお話を聞きました。
(聞き手/ ミソガール・藤本智子)

 

イベント

 

◆◆◆「大晦日」を立ち上げたきっかけは?◆◆◆

3 年半前、大のコーヒー好きの私が、コーヒーより先に日本に根付いたいいものがあるのでは?と、ふと思うことがあり、それをきっかけにドリップ式のミソスープスタンド「LOVEME AND MISO SOUP.が生まれました( 福永さん)。農業関係の仕事柄、生産者と接する機会が多く、各地にさまざまなみその種類や個性があることを、もっと多くの人に知ってほしいと思いました(笠木さん)。2 人の思いが融合し、料理家やクリエーター仲間も加わって「大晦日」が誕生しました。

 

◆◆◆普段の活動を教えてください。◆◆◆

渋谷や原宿近辺のカフェでミソスープスタンド「LOVEME AND MISO SOUP.」の出店や、「食」に携わるさまざまなつくり手とともに、いろんな「おいしい」を提案・表現するラボ「COOK COOP」と共同で、みそを軸に未来の文化について考える場として「MISO FUTURE LABORATORY」を立ち上げました。 みそのカッピング(利きみそ)、みそづくり、トークショーなど、みそをテーマにさまざまなイベントを開催しています。

 

◆◆◆「LOVE ME AND MISO SOUP.」の魅力とは?◆◆◆

砕けた米は使わず丸い粒のしっかりした国産米のみを使用。完全手作業で3 日間かけて製麹(せいきく)します。麹の出来はみその味に大きく関係します。米麹の出来上がりは菌糸がふわふわで、ここでしか出せない「まろやかな風味」が最大のポイント。珍しい「小麦麹」も生産しています。父が残してくれた麹室は100 年近く使っているもので、つくる量に限界はありますが、愛着があります。麹蓋(こうじぶた)は私の手づくり、水分をうまく調節してくれる木は優秀です。

 

◆◆◆「LOVE ME AND MISO SOUP.」の魅力とは?◆◆◆

目新しさやおしゃれ感だけでなく、おいしさと素材にこだわっています。使用するのは、無添加みそ、利尻島産の昆布など、自分たちが納得し、自信を持ってすすめられる材料のみ。鰹節をフィルターの中に入れ、温めた昆布のだし汁でドリップすると、鰹節の香りがふわっと広がり、豊かな味わいになります。これまでみそ汁はごはんの時についてくるおまけ的な存在でした。ぼくらはその概念を新たにして、コーヒーのように単体で楽しめる存在にしています。一つの工夫として、歩きながら、仕事をしながらでも飲めるように、両手がふさがらないよう具を入れていません。具を入れないことでシンプルにみそと出汁の味を伝えることができます。

 

◆◆◆みその可能性とは?◆◆◆

今、ミソスープは「サードウェーブ」であると考えています。みそ汁が広まった室町時代~江戸時代までが「ファーストウェーブ」、「セカンドウェーブ」は昭和のインスタントみそ汁ブーム。そして今が産地や出汁にこだわったみそ汁を飲む「サードウェーブ」というわけです。これからは「みそ汁」の概念を越え、パンや新聞を持ちながら、片手でさらっと飲むスタイルが当たり前になっていきます。みそは日本の伝統食ですが、楽しむシーンも方法も無限大だと感じています。

 

◆◆◆今後の展開、夢を教えてください。◆◆◆

みそに特別興味がなかった人にも、みその魅力を知ってもらうことがぼくらの使命。そのためには、本物のミソスープや、いろいろな種類のみその味を知ってもらうことが大切です。今後は、みそや関連商品、店舗の開発なども計画中。たくさんの人々を巻き込んで、みそのウェーブを起こし、 新しいみそカルチャーをつくっていきたいと思います。

 

プロフィール

 

【プロフィール 左(やまもとまな)】

東京都出身。絵描き、「Brose&Butter.」を主宰するフローリスト。
絵画、テキスタイル、陶芸、植物などの作品を制作する傍ら、「大晦日」のメンバーとして活躍中。
コンセプトメイキング、イベントのディレクションなどを担う。

【プロフィール 真ん中(ふくながこうじ)】

神奈川県出身。武蔵野美術大学卒業後、広告制作会社を経てフリーランス。
食やアパレルブランド、イベントなどの幅広いジャンルのアートディレクション
及びデザインを手がける傍ら、「大晦日」のメンバーとして活躍中。

【プロフィール 右(かさぎけいすけ)】

北海道出身。慶應義塾大学大学院修了後、株式会社umari に就職。
現在はアグリホールディングス株式会社にて、農業の活性化、
日本食の世界への発信に取り組む傍ら、「大晦日」のメンバーとして活躍中。

 

最新情報はフェイスブック
Love Me and Miso Soup.」で!

 

Omisoka is a unit whose mission is to createa new miso soup culture.
They run the misosoup stand Love Me and Miso Soup, whichserves miso soup made using coffee drippers, and theresearch group Miso Future Laboratory, which focuseson the future of miso and culture.

 

スタンド

—–取材を終えて—–

クリエーターならではの発想や魅せ方が素敵です。また印象的だったのは、
みそを「真剣に楽しむ」お2 人の様子。若者たちが惹きつけられる理由がわかりました。
偶然にも同世代でみその文化を伝えたい思いも同じ。これから連携していけたらいいなと思います!

 

〈INTERVIEWER〉
藤本智子 Tomoko Fujimoto
ジャパン味噌プレス編集長、ミソガール

 

ABOUTこの記事をかいた人

藤本智子

藤本智子(ふじもとともこ) 1985 年生まれ、横浜市在住。アパレル販売員、読者モデル、ファッション雑貨店マネージャーを経て、2011 年ミソガールとして「365 日味噌活宣言」をし、みその普及啓蒙活動を開始。2012年「みそソムリエ」取得。2014 年「ジャパン味噌プレス」創刊。2015年「ミラノ国際博覧会日本館サポーター」「朱鷺米応援大使2015」(佐渡市)に就任。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等がある。2016 年より「中央情報専門学校」非常勤講師。2016年10月株式会社ミソド設立、代表取締役。一般社団法人みそまる普及委員会 理事。