【味噌人】味噌屋鎌倉Inoue シェフ 井上遊太さん

井上 遊太さん

\THE味噌人/

みそを愛し、みそ業界をリードする「ザ・味噌人」。
みそメーカーや関連企業、料理人など、
さまざまな業界の「ヒト」を取り上げます。

料理1

 

 MISO で大切な人を幸せに 鎌倉から世界へ届けたい

味噌屋 鎌倉Inoue シェフ 井上遊太さん

 

JR 鎌倉駅から徒歩10 分。閑静な高級住宅街の一画に、
今年2 月「味噌屋 鎌倉 Inoue」がオープン。
鎌倉時代に現代の和食の原型である「一汁一菜」が確立されたことから、
みそ汁誕生の地といわれている鎌倉。
イタリアン、フレンチを熟知した「シェフチェンコ」こと井上遊太さんのみそへの思いとは?
(聞き手/ ミソガール・藤本智子)

 

調理

 

◆◆◆なぜ、フレンチやイタリアンからみそへ?◆◆◆

板前だった父の影響もあり、高校卒業後、料理の道へ。が、志望したのは、日本食ではなく、当時憧れていたフレンチ。広島のホテルやレストランで6年修行を積んだ後、上京。シェフとして働く中、オーナーとの出会いで、店を任されることになりました。みそを調べていくうちに、これまでのイメージを覆す味のみそがたくさんあることを知り、「これは世界に伝えるべきもの」と直感。また、昨年、伊ミラノでの研修の際、現地のシェフたちのみそへの関心度が非常に高かったことも、そう確信した要因の一つです。

 

◆◆◆お店のコンセプトは?◆◆◆

コンセプトは「五感でみそを楽しむ」。体によいことはもちろん、みその新しい使い方や楽しみ方を知る機会になってくれたらうれしい。料理には、信州みそや仙台みそなどの定番から、奄美大島のソテツみそや金山寺みそなど、あらゆるみそを取り入れ、量り売りもしています。そして、使う食材はできる限り鎌倉産。地元の生産者を訪ね、野菜は毎日仕入れに行きます。

 

◆◆◆みその魅力とは?◆◆◆

なんといっても、おいしくて体によいこと。料理は専門であるフレンチ、イタリアンの技術が基本となっていますが、調理する上で気をつけているのが、「塩分と糖分のバランス」。その点、みそは非常に味のバランスがよいので、主役にも隠し味にも最適。食材を選ばないため、研究に終わりはありません。

 

◆◆◆反響はどうですか?◆◆◆

観光客だけではなく、地元のお客さんがたくさん来店し、リピータになってくれています。鎌倉は古きよき、人のつながりの残るまちで、市民が歴史と文化を守っているともいえます。学校帰りの小学生たちが店に立ち寄ってくれたり、地元のイベントに参加したりと、地域との交流を楽しんでいます。

 

◆◆◆これからの夢を教えてください。◆◆◆

夢は、世界各国の家庭料理に当たり前にみそが使われるようになること。食文化の輸出は100 年先になるかもしれませんが、実現に向け進んでいきたい。この店が素晴らしい日本の伝統食材を見直す場として存在し、貢献していければ。また、今の自分があるのは、これまでたくさんの方に支えてきてもらったおかげ。お世話になった方々に長生きしてもらうためにも、安心安全な食材を使ったみそ料理を広めていきたい。

 

みそ

 

 

【プロフィール(いのうえゆうた)】

1983 年福岡県出身。高校卒業後、広島の有名ホテルで6 年修行し上京。
東京のレストランやバルでシェフとして活躍後、「味噌屋 鎌倉Inoue」のシェフに就任。
フレンチやイタリアンの幅広い経験を生かしたみその創作料理が評判。

 

外観

【味噌屋 鎌倉 Inoue 】

神奈川県鎌倉市佐助1-15-13
TEL0467-38-8470
営業時間10:00 ~ 17:00
※夜は予約のみ、月曜定休
http://www.miso.love/

 料理2

 

__________________【LUNCH】__________________
鶏(miso 漬け)の唐揚げ 1200 円
本日のMISO ハンバーグ 1200 円
味噌屋の作った丼 1000 円
シェフの気まぐれランチ 1200 円
ランチドリンクセット 300 円
ランチドリンク・ドルチェセット 500 円
_____________________【DOLCE】_____________________
奄美大島の面白いmiso を使ったベイクドチーズケーキ 550 円
miso を使った本日のドルチェ 300 円~

 

Misoya Kamakura Inoue is a miso-dishrestaurant open since February, whoseconcept is to “enjoy miso with the fivesenses.” It’s located in Kamakura where it’s said to be the birthplace of miso soup. The chef Yuta Inoue sayshis wish is to bring happiness to people with miso.

 

記念撮影

 

—–取材を終えて—–

 井上シェフ考案の斬新なメニューと人柄、
世界にみそを広げるというビジョンがお店の最大の魅力ですね。
古きよき鎌倉、あたたかい人々のつながりが、居心地のよい店をつくっているのでしょう。
ふらっと立ち寄れる、また来たいお店です。

 

〈INTERVIEWER〉
藤本智子 Tomoko Fujimoto
ジャパン味噌プレス編集長、ミソガール

 

ABOUTこの記事をかいた人

藤本智子

藤本智子(ふじもとともこ) 1985 年生まれ、横浜市在住。アパレル販売員、読者モデル、ファッション雑貨店マネージャーを経て、2011 年ミソガールとして「365 日味噌活宣言」をし、みその普及啓蒙活動を開始。2012年「みそソムリエ」取得。2014 年「ジャパン味噌プレス」創刊。2015年「ミラノ国際博覧会日本館サポーター」「朱鷺米応援大使2015」(佐渡市)に就任。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等がある。2016 年より「中央情報専門学校」非常勤講師。2016年10月株式会社ミソド設立、代表取締役。一般社団法人みそまる普及委員会 理事。