【味噌人】有限会社加美屋 取締役 新藤悦子さん

新藤悦子さん

\THE味噌人/

みそを愛し、みそ業界をリードする「ザ・味噌人」。
みそメーカーや関連企業、料理人など、
さまざまな業界の「ヒト」を取り上げます。

スタッフの皆さん

 

厚木「みそ工房なずな」昔ながらの味を残したい
有限会社 加美屋取締 役新藤悦子さん

 

自社農場で育てたお米や大豆を使用し、
生産から加工・販売までを一括して行う「みそ工房なずな」。
神奈川県厚木市で12 代250 年にわたり
農家を営む新藤家に嫁いだ新藤悦子さんが、一心に取り組むみそづくり。
安心安全な食へのこだわり、地元への思い、地域の人々に愛される理由とは?
(聞き手/ ミソガール・藤本智子)

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◆◆◆「みそ工房なずな」を立ち上げたきっかけは?◆◆◆

私は農家で育ったので、自宅でみそをつくるのは当たり前でした。もう随分前ですが、地元の小学校の食育体験でお米づくりをし、みそおにぎりや豚汁をふるまいました。そのときの子どもたちの喜びように衝撃を受け、「子どもは本物の味、体が欲している味がわかるんだ」と実感。昔ながらの自然の味、地元の食材についてもっと関心を持ってもらいたいと、「みそ工房なずな」を立ち上げました。

 

◆◆◆「みそ工房なずな」のみその特徴とは?◆◆◆

完全無添加で、昔ながらの手づくりを特徴としています。大豆は「かながわブランド品」に登録され、「幻の大豆」といわれている「津久井在来大豆」を使用。鉄釜でじっくり6 時間煮ることで大豆に甘味が増し、豆本来の味を引き出します。糀は自社生産の米を使い、独自の伝統製法でつくります。1 か月に500kg を仕込み、1 ~ 2 年ほど寝かせて完成。香りが豊かで、煮込んでも味が崩れにくいのが自慢です。

◆◆◆地元「厚木」にこだわる理由とは。◆◆◆

厚木の農業や食文化を伝えていくこと、昔ながらの古きよき地域のつながりを大切にしていきたいと考えています。その結果のひとつともいえますが、私たちのみそづくりの事業計画は、農林水産省の「6 次産業化法」に基づく認定を受けました。今後は、これまで以上にみそや地元産品を使った加工品を生み出し、新たな地域ブランドや雇用の創出をすることで、まちの活性化に貢献していきたいです。

 

◆◆◆新藤さんのパワーの源は?◆◆◆

これまでスタッフや地域の皆さん、支援者さんたちに支えていただき、今があります。そういう方々とのつながりが励みになってできている活動です。ですから地元への恩返しも含め、地域のイベントや食育活動には都合がつく限り積極的に参加、直売店舗の2 階にコミュニティスペースを設け、勉強会や交流会を定期的に開催しています。

 

◆◆◆これからの夢を教えてください。◆◆◆

昔ながらの安心安全な食を次世代へ伝え、残していくことでしょうか。手づくりは手間暇かかりますが、それ以上に大切なことがあると考えています。商品や活動を通して、自然の味や地元厚木の魅力を知ってもらうきっかけになってくれたらうれしいです。

 

みそ

●左【合わせみそ】

米と麦の良いところを合わせ持つ。米のまろやかさと麦の香りが特徴。人気No.1 のみそ。

1kg、820 円(税抜)

●真ん中【米糀みそ】

自家製米の米糀のふくよかな香り、じっくりと熟成された深い味わいが絶妙。

750g、700 円(税抜)

●右【麦麹みそ】

手づくりならではのやさしさ、麦独特の風味が醸し出す贅沢な味わいが特徴。

 500g、430 円(税抜)

 

【プロフィール(しんどうえつこ)】

1946 年生まれ、神奈川県厚木市出身。有限会社加美屋取締役。
2004 年に「みそ工房なずな」を立ち上げ、みそや加工品、自家製の野菜などを販売する傍ら、
地域での食育イベントを積極的開催するなど勢力的に活動している。

 

【みそ工房なずな】

 厚木市恩名1-16-64 TEL080-5658-0727

http://miso-nazuna.com

 

Etsuko Shindo is the president of Miso Kobo Nazuna,which is located in her home city of Atsugi andproduces miso made with homegrown ingredients.She places a great importance on supporting the localcommunity and spreads the appeal of the city through her products and activities.

 

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—–取材を終えて—–

新藤さんとスタッフの皆さんの愛情たっぷり、手づくりのおにぎりとおみそ汁、
彩り豊かな旬のお惣菜をいただきながらの贅沢な取材。
お料理や言葉一つひとつから思いや愛情が伝わってきました。
ごちそうさまでした。これからも学ばせてください!

 

〈INTERVIEWER〉
藤本智子 Tomoko Fujimoto
ジャパン味噌プレス編集長、ミソガール

 

ABOUTこの記事をかいた人

藤本智子

藤本智子(ふじもとともこ) 1985 年生まれ、横浜市在住。アパレル販売員、読者モデル、ファッション雑貨店マネージャーを経て、2011 年ミソガールとして「365 日味噌活宣言」をし、みその普及啓蒙活動を開始。2012年「みそソムリエ」取得。2014 年「ジャパン味噌プレス」創刊。2015年「ミラノ国際博覧会日本館サポーター」「朱鷺米応援大使2015」(佐渡市)に就任。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等がある。2016 年より「中央情報専門学校」非常勤講師。2016年10月株式会社ミソド設立、代表取締役。一般社団法人みそまる普及委員会 理事。