佐渡市「トキ米応援大使」プロジェクト

What’s 朱鷺米プロジェクト

「トキ米」とは、新潟県佐渡市が認定する農薬や化学肥料を減らし環境にやさしい農法で栽培された「朱鷺と暮らす郷」という認証マークがついているお米で、「トキ米」の売上の一部は「佐渡市トキ保護募金」に寄付されている。そして、お米をおいしく味わうには味噌汁が欠かせない。ということで今春、ミソガール藤本智子が「朱鷺米応援大使2015」に就任し、今プロジェクトが始動。トキ米やトキ味噌づくり、佐渡の伝統文化や観光名所を取材、さらにイタリアで開催されたミラノ万博では、日本が誇る世界農業遺産GIAHSの一環としてプレゼンした。生き物との共生や持続可能な自然環境維持をテーマにした安心安全な「トキ米」と、味噌で自身の体を健康にし、未来のお母さんを目指すミソガール。目指すビジョン、共通点は多い。

 

田植えに挑戦!

5月にはなんと、ミソガールの衣装で田植えに挑戦。米という字は八十八と書くほど、米づくりにはたくさんの手間がかかると言われていますが、「生きものを育む農法」では、どれほどの手間暇と愛情を必要とするのか。ご指導くださるのは無農薬で「トキ米」を生産している林さんです。田植えはまっすぐに進むことすら難しい。料理家・西山京子さんと娘のちょりちゃん、地域おこし協力隊の小川さんといっしょに、愛情を込め一苗ずつ植えました。

 

生き物調査

8月には、田んぼにはどんな生物がいるのかを調査。にょきにょき手足の長いクモやカマキリ…。はじめは「ぎゃー!」と叫んでいたミソガールも、クモは害虫を食べる神様のような存在だと教えてもらうと妙に納得し、かわいく思えてきた。生物がたくさんいるのは「健康な田んぼ」の証拠。

 

いよいよ収穫!

黄金色に輝く田んぼ。稲が立派に育っていました。林さんの手さばきに倣い稲をしっかりつかみ鎌で刈っていく。稲刈りは大変だが、その分ありがたみも倍増。昔はこんな風に手作業でお米づくりをしていたというのだから頭が下がる。早く大量につくることよりも、「次世代に美しい自然を残していくことの価値」を大切にしている農家さんの気持ちを感じました。私にはおいしい「トキ米」をつくることはできないけれど、生産する農家さん、佐渡の皆さんの思いを発信することはできる。日本中、世界中にこの価値観を広めたい!

 

トキ味噌が完成

私が応援大使になったからには「トキ米」を使って「トキ味噌」(佐渡味噌)をつくりたいとリクエスト。かつて佐渡にあった大手味噌メーカー「マルダイ味噌」の杜氏だった松本健至さん指導のもと、味噌を仕込んだ。8月の天地返しを経てようやく完成。まろやかでふっくら、風味豊かな味噌が完成した。世界に一つしかない「トキ味噌」です!

 

ミラノ万博へ再訪

10月21日、ミラノ万博日本館イベント広場にて6日間にわたって行われた「Discover GIAHS」のフィナーレを飾った佐渡市。ミソガール藤本智子は、GIAHSプレゼン&みそまるステージ、フィナーレの挨拶を担当。佐渡市の思いである「世界農業遺産GIAHSの価値を世界中に広めることこそ地球の未来を守ること」をアピール。ラストは鬼太鼓に合わせ、舞台と客席が一体となってジアスコール。「ジ・ア・ス、ジ・ア・ス、ジ・ア・ス……!」と盛り上がった。

日本館は数あるバビリオンの中でも、1、2を争うほど大人気だそうで、この日はなんと6時間待ち!

「GIAHS」とレーザーカットした海苔をのせた「トキ米おにぎり」と、「佐渡味噌」の味を受け継ぐマルダイ味噌の「無添加 歳月」を使用した「みそまる」を配布。具材は、わかめ、あげ、九条ねぎ、ゆずに、佐渡の金銀山をイメージした金箔を浮かべた。おにぎりもみそまるも大人気。食べた人はみな「ヴォ―ノ!」(おいしい!)と素敵な笑顔を見せてくれた。

観客を魅了した鬼太鼓佐渡文化を代表する伝統芸能「鬼太鼓」。ドンドンと鳴り響く太鼓、鬼が飛んだり跳ねたりの熱演。迫力満点のステージに観客は釘づけだ。鬼は客席に舞い降り、獅子がお客さんの頭をガブリ。噛まれた人は魔を振り払い、幸せが訪れるとされている。ステージが終わると、ブラボー、ブラボー!と大歓声が沸き上がった。鬼太鼓は、邪を払い、五穀豊穣、家内安全を祈願する行事であると同時に、集落の人々が楽しみながら結束を強めるものとして伝承されてきた。地元の人にとって、祭りは仕事よりも大優先。今も120を超える集落に残っている。

ミソガールによる「みそまるステージ」。ピンク色の佐渡のハッピを着てやる気満々の外国人チャレンジャーたちは、はじめての味噌に戸惑いながらも、味噌を丸めてだんごにし、「どんな味か楽しみ!」と笑顔で語った。味噌汁は日本の伝統食であり、「ごはんと味噌汁」が日本人の健康を支えてきたこと、ヘルシーで健康・美容効果が高いことなどを伝えた。

 

GIAHS宣言

私たちは生き物と共生し、美しい農村環境や文化を伝える農を大切に引き継ぐため、佐渡市は「GIAHS」をミラノから世界中に発信します。

2015年10月21日
日本館公式サポーター・佐渡市世界農業遺産応援サポーター
ミソガール藤本智子

 

Tokimai is a brand of rice made with environmentally friendly methods in Sado City. Since appointed “Tokimai Ouen Taishi 2015,” an ambassador to Tokimai, Miso Girl Tomoko Fujimoto has participated in the planting and harvesting of the rice, observed the creatures living in the rice field, made miso using the rice, and promoted the rice at the Milan Expo. Tokimai is not only safe, but also delicious, and pairing it with miso soup is just perfect.

ABOUTこの記事をかいた人

藤本智子

藤本智子(ふじもとともこ) 1985 年生まれ、横浜市在住。アパレル販売員、読者モデル、ファッション雑貨店マネージャーを経て、2011 年ミソガールとして「365 日味噌活宣言」をし、みその普及啓蒙活動を開始。2012年「みそソムリエ」取得。2014 年「ジャパン味噌プレス」創刊。2015年「ミラノ国際博覧会日本館サポーター」「朱鷺米応援大使2015」(佐渡市)に就任。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等がある。2016 年より「中央情報専門学校」非常勤講師。2016年10月株式会社ミソド設立、代表取締役。一般社団法人みそまる普及委員会 理事。