【味噌人】料理家・お味噌汁復活委員会代表 平山由香さん

平山由香さん

\THE味噌人/

みそを愛し、みそ業界をリードする「ザ・味噌人」。
みそメーカーや関連企業、料理人など、
さまざまな業界の「ヒト」を取り上げます。

 

視察

日本の食の要、味噌汁を守り繋げていく「お味噌汁復活委員会」
料理家・お味噌汁復活委員会代表 平山由香さん

 

料理家・テーブルコーディネーターとして長年「食」の世界で生きてきた平山由香さんが、
改めて「味噌汁」の素晴らしさを実感したのは2年前。
日本人のソウルフードである 「 味噌汁」に特化し発信していこうと、
2014年夏、6人の仲間と共に「お味噌汁復活委員会」を結成。
全国へ広げるべく活動しています。
(聞き手/ ミソガール・藤本智子)

 

◆◆◆普段はどんな活動をしていますか。◆◆◆

料理教室、メディア出演、イベント、執筆活動などを通じて、体と心にやさしいレシピ、おもてなしを気軽に楽しむテーブルコーディネートを紹介しています。またライフワークとして、国内外の生産地に足を運び、食材について学び続けています。その場で感じる空気や感覚、生産者のリアルな声を聞くことの大切さを実感。作物は、つくる人の個性が出てくるので面白いですね。なかなか接点の少ない、生産者と消費者をつなげることも、私の仕事だと思っています。

 

◆◆◆食の世界に興味を持ったのはなぜですか。◆◆◆

「オーガニック」という言葉がなかった頃から、母は私を無農薬のお米や野菜で育ててくれました。また子どもの頃食が細かった私ですが、きれいに盛りつけられた料理なら食べることができたのです。その頃から「美しい食卓」に興味を持つようになり、学生時代はテーブルコーディネートの草分け的存在クニエダヤスエ氏の下で修行、その後、料理の道へと世界を広げ、今に至ります。

 

◆◆◆食に対するモットーを教えてください。◆◆◆

おうちのごはんが基本。忙しい毎日では忘れがちですが、食べる人のことを思いながら、楽しく丁寧につくることを大切にしています。食材ひとつとっても、生産者の顔を思い描いてどのようにいただこうかと考えます。切り方から調理法、調味料との合わせ方…料理研究に終わりはありません。毎日が学びと発見の連続、楽しいから続けていられるのかもしれません。

 

◆◆◆「お味噌汁復活委員会」とは何ですか。◆◆◆

「味噌汁」の大切さを改めて発信していこうと、2014年夏、Facebook で「お味噌汁復活委員会」をスタートすると、10 日で1000 人から「いいね!」をいただき、味噌汁への関心の高さを実感。今は発起メンバー、お味噌汁復活ライター(半年に一度募集)、一般読者らが思い思いに味噌汁の投稿をしています。味噌汁のダシ・味噌・具材を、それぞれに深く楽しく考え広め、一人でも多くの食卓に味噌汁を復活させるべく、活動の場を広げています。

 

◆◆◆おいしい味噌汁のコツを教えてください。◆◆◆

ダシ・味噌・具材の3 点で構成された味噌汁は、日常の和食の原点といえるもの。おいしい味噌汁をつくるために完成された一番ダシは必要ありません。家庭の味噌汁は具だくさん!具材から出る旨味を生かすためにも、ベースは水出しの昆布水、水出しの煮干し水が最適。昆布と、煮干しを水に浸けておくだけですからダシを引かなくてもいいのです。そして最後は調和力に優れた味噌がすべてを包み込むようにまとめてくれます。

 

◆◆◆これからの展開についてはいかがですか。◆◆◆

「お味噌汁復活委員会」では、個人やグループが繋がってできることを地道にやっていきたいですね。郷土色あふれる行事食、家庭の味としての味噌汁を伝えるため、全国各地にライターを増やしていく。定期開催しているワークショップの回数やメンバーを増やすなど、WEB 発信と実活動を並行してやっていけたらと思います。子どもたちへ伝える活動にも力を入れていきたいですね。

 

【プロフィール(ひらやまゆか)】
大阪府出身。神戸市在住。
料理家・オリーブオイルソムリエ・テーブルコーディネーター。
1990 年より料理教室「Cuillere(キュイエール)」主宰。
食材選びから、テーブルコーディネートまで幅広くレクチャーする。
NHK「きょうの料理」をはじめ、テレビ、新聞、雑誌などさまざまなメディアでも活躍中。
http://www.cuillere-hitosaji.com/

 

 

お味噌汁復活委員会 平山さんおすすめの3 品

関西 春の風物詩 八尾の若ごぼう兵庫産のほたるいか
関西 春の風物詩(八尾の若ごぼう兵庫のほたるいか)

根菜とお揚げさんモロッコ豆根菜とお揚げさんモロッコ豆

モッツァレラチーズ ミニトマト オリーブオイル 白味噌仕立てモッツァレラチーズ ミニトマト
オリーブオイル 白味噌仕立て

 

Yuka Hirayama, a cooking expert and table coordinator, started Omisoshiru Fukkatsu Iinkai in 2014, a committeewhich aims to revive the popularity of miso soup. It holds workshops regularly, and has a Facebook page where the committee members, writers, and readers post pictures of miso soup with recipes and comments.

 

—–取材を終えて—–

2ショット

味噌やだしの大切さ、食材への深い思い、食卓のしつらいへのこだわりなど…
平山先生の言葉一つひとつに、あくなき探究心と情熱、
生き方の哲学を感じずにはいられませんでした。
私もとことん味噌を追求し、先生のような素敵な女性を目指せたらと思いました。

 

〈INTERVIEWER〉
藤本智子 Tomoko Fujimoto
ジャパン味噌プレス編集長、ミソガール

 

ABOUTこの記事をかいた人

藤本智子

藤本智子(ふじもとともこ) 1985 年生まれ、横浜市在住。アパレル販売員、読者モデル、ファッション雑貨店マネージャーを経て、2011 年ミソガールとして「365 日味噌活宣言」をし、みその普及啓蒙活動を開始。2012年「みそソムリエ」取得。2014 年「ジャパン味噌プレス」創刊。2015年「ミラノ国際博覧会日本館サポーター」「朱鷺米応援大使2015」(佐渡市)に就任。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等がある。2016 年より「中央情報専門学校」非常勤講師。2016年10月株式会社ミソド設立、代表取締役。一般社団法人みそまる普及委員会 理事。