塩分が気になる人に朗報!

渡邊敦光2
みそトピ

塩分が気になる人に朗報!
味噌は血圧を上げないどころか下げる効果も。
渡邊敦光先生らが原因物質を突き止めた!

 

10 月9 日~ 11 日、愛媛県ひめぎんホールで行われた、
第38 回日本高血圧学会総会で、
渡邊敦光広島大学名誉教授らが味噌に関する新しい研究を発表した。

昔から「味噌は医者いらず」といわれ、「体にいいもの」として受け継がれてきた。
最近はこの味噌の持つ力が科学的に解明されつつあり、
胃がん、肺腺がん、肝がん、放射線、脳卒中、肥満、
便秘などから体を守る働きがあることがわかっている。
詳しくは先生の著書『味噌力』(かんき出版)を参照。

でも、味噌汁って塩分が高いでしょ? 血圧が上がるでしょ?という声が聞こえてきそうだが、ご安心を。

味噌汁の摂取は血圧上昇を招かず、
むしろ血圧を下げる効果があることが疫学的、実験的に証明されている。

また、味噌には30%の減塩効果があることも発表されているので、
積極的に味噌をとって、健康づくりに役立ててほしい。

しかし、これまでは味噌の中のどの成分が作用して血圧を下げるのか不明だったので、
渡邊先生らは2013 年より味噌の成分の解析研究を開始。
見い出された高濃度に含まれる26 種類の物質中、
ついに味噌に含まれる血圧を下げる物質、
トラゾリン、エプレレノン、ピロカルピン、スタキドリンと
血糖値を下げるミグリトールを同定した。

実験に使用した味噌は、
発酵期間の異なる(1 か月、3 か月、6 か月、12 か月、15 か月、4 年味噌)宮坂醸造製の辛口米味噌だ。
効果が高かったのは半年以上熟成させたもので、
発酵が進むに従って有効成分が増加(但し、中には4 年発酵で減少するものも)。
改めて、味噌の発酵熟成が大切であることを実証した。

学会発表を終えた渡邊先生は、
「研究者らが大変興味を持ってくれたことに手応えを感じている。
今後はこの物質がどの程度血圧を下げるか、またある物質は血管の新生を行うので、
それを使い放射線防御作用があるかを確かめたい」とコメントした。

 

 

 

A lot of people worry about the sodium in miso, that it raises your blood pressure.
However, on the contrary, it has been proven that miso actually lowers it.
Recently, Dr. Hiromitsu Watanabe and his collaborators discovered
what substances in miso contribute to the reduction of blood pressure.

 

ABOUTこの記事をかいた人

藤本智子

藤本智子(ふじもとともこ) 1985 年生まれ、横浜市在住。アパレル販売員、読者モデル、ファッション雑貨店マネージャーを経て、2011 年ミソガールとして「365 日味噌活宣言」をし、みその普及啓蒙活動を開始。2012年「みそソムリエ」取得。2014 年「ジャパン味噌プレス」創刊。2015年「ミラノ国際博覧会日本館サポーター」「朱鷺米応援大使2015」(佐渡市)に就任。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等がある。2016 年より「中央情報専門学校」非常勤講師。2016年10月株式会社ミソド設立、代表取締役。一般社団法人みそまる普及委員会 理事。