こだわりの逸品を世田谷で発信「カネサオーガニック味噌工房」

世田谷線「松陰神社前」駅より徒歩2分、商店街の一角にある「カネサオーガニック味噌工房」。店内には、みそや甘酒などの加工品がずらりと並ぶ。笑顔で出迎えてくれたのは、店主の安部美佐さん。シンプルで洗練されたデザインの中にも、あたたかさやぬくもりを感じるのには、訳があった。

安部さんの実家は宮城県にあり、有機栽培で米や大豆などを生産する農家。25年ほど前から、当時、まだ一般的ではなかった有機栽培に取り組んでいる。さらに収穫した原料を使い、みそをはじめ、さまざまな加工品を製造販売している。もともと広告代理店に勤めていた安部さんですが、家族がつくる商品や思いを、多くの人に伝えたいと、2017年にお店をオープンした。

看板商品は「有機生味噌」。原料は、自社生産した有機米、有機大豆、沖縄の「シママース」を使用。昔ながらの製法でじっくり時間をかけ、天然醸造で熟成させる。麹が多いマイルドな甘口、キリッとした辛口など、数種類あり100gから購入できる。「米麹や大豆の香りがいいので、まず、だしを入れず、シンプルな具材でみそ汁を味わってみてください。ディップソースとしてそのまま野菜にもおすすめです」と安部さん。

「家族が原料から一つひとつ丁寧につくっている商品を、これからも大切に伝えたい。それが、多くの方に安全で楽しい食生活をご提案することにつながると思います。この商店街はずっと昔から、地元の方々の生活を支えています。いつか、うちのみそを食べて育ったお子さんが、思い出の味として次の世代に伝えてくれたらうれしいです。そのためには、長く続けていく責任がありますね」と抱負を語った。

カネサオーガニック味噌工房 松陰神社前
東京都世田谷区若林4-17-11 TSビル1階
TEL080-8039-3698
営業時間10:00〜19:00 ※不定休

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藤本智子

【MISODO(藤本智子)】株式会社ミソド代表取締役、一般社団法人みそまる普及委員会理事、月刊「ジャパン味噌プレス」編集長、みそソムリエ。アパレル販売員、読者モデル等を経て、2011年「ミソガール」として味噌の普及活動を開始。みそまる考案。ミラノ万博や伊勢志摩サミット等イベントやメディア出演を通し、味噌の魅力を伝えている(2019年MISODOに改名)。著書に『みそまる』(宝島社)、『みそまる 作りおきみそ汁83のレシピ&アイデア』(二見書房)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等。 ※WEB版に掲載している記事は、取材当時の情報です。現在と内容が変わっている可能性がございます。